Furoshiki wrapと言うのは聞きなれない言葉ではありますが、シンプルに直訳すると荷物を包むことに他なりません。日本ではお馴染みのその仕草が、海外に文化事輸出された表現がFuroshiki wrapになるのです。
現在はインターネットサイトでFuroshiki Wrap Companyの活躍を、リアルタイムでチェックすることが出来ます。ダーウィン的な進化論を感じさせる絵柄や、
ゴーギャンやダリなどの印象派風絵画の絵柄まで、幅広く取り扱われているのが特徴です。
Furoshiki Wrap Companyでは伝統的な和柄も扱っており、小紋柄などの伝統色を見ることが出来ます。唐草や麻の葉などをアレンジしていたり、青海波などの幾何学模様を使っているなど伝統を踏襲しながら、新しい文化を生み出しているのです。
イギリスは日本の美意識にも似ており、外套やスーツはシックにしていても、裏地をとても強くて派手な配色にしたり、中に着るシャツを
原色にするなどの日本でいう所の傾奇者の性質を持っているのが特徴になります。
正しく風呂敷の文様やアレンジは傾奇者に通じており、スコットランドなどのケルトやアラン模様など共通じる様式美を備えているのです。
Furoshiki wrapの定着
Furoshiki wrapの見本がFuroshiki Wrap Companyでは解説されております。
一枚の正方形や長方形の布を使うことで、お弁当から瓶まで包んで安全に運ぶことが出来ることをアピールしているのです。
日本では若い世代では風呂敷を十全に使える人の方が珍しくなりましたが、遠く
離れた異国では逆に面白がられて風呂敷を使う人がいることになります。
製品を購入するとカバーレターが付属されており、中を開けると感謝の言葉と一緒に風呂敷の使い方が図によって描かれているのです。Furoshiki Wrapの良いところは、自分自身が道具に使うだけではなく、話の種にもなりますし、一枚の布を通じて日本に興味を抱くきっかけになることにあります。
Furoshiki wrapが物を包んで運ぶことだけではなく、包装紙代わりにプレゼント
ごと相手に渡すなど、使い方はその人のセンスと価値観によって変化します。
日本人が英国のニットウェアを好んだり、米国のデニムパンツを愛用するように、海外でFuroshiki wrapが人気になったり定着することが物を通じた異文化交流になります。
スーツとドレスシューズの国で風呂敷が愛好されることは、日本人にとっても誇らしい出来事です。