オリジナル風呂敷を作りお店のアピールをたい、このようなオーナーさんも多いのではないでしょうか。お店のアピールをするときにはリサイクルに貢献している、これを強調することでこのお店に行けばリサイクルに熱心なオーナーさんがいるので頼もしい、このような評価を貰えるかもしれません。
オートシルクスクリーンと呼ばれている手法があるのですが、これは量産型の加工方式の総称です。小ロットのときには手捺染が主流になるのですが、この場合は生地を固定して版を取り扱う職人さんが手作業で行うことになります。
これに対してオートシルクスクリーンの場合は、上下の移動はありますが版は基本的に固定されていて、布地自体が移動しながら捺染を行うといった大きな違いがあります。
もちろん、人がセットして機械を操作することになりますが、これは職人さんではなく一般的なオペレーターが操作するので技術力が必須になることはありません。
また、この手法の場合カラーバリエーションが豊富に選べるメリットもあるので、カラフルなオリジナル風呂敷を制作したいときにも有利です。手染めと比べると工数がかかりませんので、多色印刷でもコストを抑えて製作できるメリットを持ちます。
シルクスクリーンプリントとは?
オリジナル風呂敷を作るとき、シルクスクリーンプリントの名前を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。風呂敷を作る人にとってはあまりなじみがない場合でも、Tシャツの印刷手法だといえば分かる人も多いです。
このシルクスクリーンプリントは、Tシャツを作るときの代表的な印刷手法で、金枠や木枠などにスクリーンのメッシュ生地を貼り付けて作る版を制作し、その上にインクを載せてヘラ使って伸ばしながら色を写します。
この場合、色ごとに版を作らなければなりませんが、版は1度作れば何度でも再利用できるので、大量にTシャツを作りたいときコストを下げる効果を期待できるわけです。ちなみに、雑誌などの印刷を行うときにも版を作りますので、それと同じだと考えれば良いです。
なお、オリジナル風呂敷をオートシルクスクリーン方式で作ることをおすすめできる人は、シンプルなデザインを希望しているケースやオーダー数が多いケース、定期的に注文したい人などです。
この印刷方式はなるべくシンプルなデザインの方が版のコストを削減できますし、オーダー数が多くなることで1枚当たりの単価が下がり、お得に造ることができるメリットもあります。