本をプレゼントしたり、目上の方に渡す時、購入した時に入っていた袋ごと渡すのでは趣がありません。
本屋さんでお願いすればラッピングはしてもらえる店舗も多いでしょうが、
包み紙を破棄するという部分を気にされる方もいるため悩む部分でもあります。
そんな時にお勧めしたいのが、風呂敷で本を包んでプレゼントにする方法です。
心を込めて渡したいとき、ラッピング代わりに風呂敷で包み手渡すことで
包んだ風呂敷も後日使えるため、ゴミが出る心配もありません。
また、風呂敷は他にも用途が多々あるため、喜びも倍増するのではないでしょうか。
小さめのサイズの風呂敷であれば、それをそのままブックカバーとして使う事も出来ます。
ではどうやって風呂敷で本を包むのかというと、
まず包み方がシンプルであっても格式が高いのは平包みで
厚みがなく平らなものを包むのに適しています。
風呂敷を裏返しにして主柄が奥に行くようにして、広げたら中央に本を置き
主柄がきれいに見えるように位置を調節しておくことがポイントで、
必ず真ん中にしなければならないわけではありません。
風呂敷の手前の角を持ち上げてかぶせ、角を下に織り込んだら
左端をかけて次に右端をかけます。
角がはみ出さないよう調節し、奥の端をかけて、先端のはみ出す部分は
幅を合わせて内側に織り込んで完成です。
ラッピング色が強い包み方にはリボン包みがあって、平包みのように
初めは本を置きますが、位置を中央より少しずらした位置にします。
手前の端をかけて左をかけたら、右側の端の根元のほうから絞って
ウサギの耳のように立たせたら、残っている奥側の部分も同様に立たせて
真結びを行うと、ちょうど角の部分にリボンを付けたような形に仕上げることが可能です。
風呂敷のサイズはあまり大きすぎるとあまり部分が出すぎて
不格好な包み方になってしまうので、中身のサイズに合わせて
中サイズや小サイズを選ぶようにしましょう。
サイズ感が掴みにくい場合は、オーダーする店舗に相談してみることで
適したサイズを提案してくれることでしょう。
プレゼントするときには柄にもこだわって、お祝いにふさわしいものを選んだり、
相手が好きな色や柄にすると喜ばれます。
風呂敷というと地味なイメージを持たれているかもしれませんが、
現在はフルカラー印刷で実に多彩な表現ができるようになっているため
オーダーする側も楽しめて、正に一石二鳥のプレゼント方法だと言えます。